「数学マジック事典」の改訂版が、つい最近出て、手に入れました。改定前のものもロングセラーだったらしく、リニューアル版の内容もなかなかに充実してました。
数学マジックというと、つい「数当て」ばかりかと思ってしまいますが、さすが「事典」と言うだけあって多種多彩なマジック、不思議な現象が集められていますね。
私が面白いと思ったのには次のような項目がありました。
●相手が思った「漢字」をピタリと当てるマジック(中国の古い奇術書にあるものだそうです)
●相手が思った「和菓子」をピタリと当てるマジック(有名なトリックのアレンジがうまい)
この他にも「図形が変わるマジック」「紐のすり抜けトリック」「ゲーム必勝のマジック」「暗号・通信のマジック」など、数学的な考え方を元にした現象とそのタネ明かしの数々があり、読み物としても楽しい本です。おすすめですよ。
出版社のウェブページはこちらです→数学マジック事典(東京堂出版)