私の書棚には、アガサ・クリスティの作品が数多く並んでいます。それらを買って読んだのはずいぶんと前になります。で、当然ながら、いま書店に並んでいるクリスティの本を買う予定はなく、その表紙をじっくり眺めるということはありませんでした。
ところが先日、書店でたまたま目に止まったクリスティの本の表紙に、だまし絵が描かれているのを見つけました。
「ゴルフ場の殺人」。わかりやすいドクロのだまし絵ですよね。
「ミス・マープルと13の謎」。書店の棚のクリスティの本を片端から見て、見つけました。テーブルがやはりドクロです。
「エンドハウスの怪事件」。これは、本を90度傾けると、悪魔の横顔がでてくるだまし絵。
イラストを書いているのは、ひらいたかこさん。有名な方です。ううむ、このだまし絵は、見逃していたなあ〜。オールド・ファンの死角をつかれた気分です。で、少し調べてみると、これらの表紙が画集となって出版されていることを知りました。
「クリスティ―25 pictures from Agatha Christie’s Mysteries」ひらいたかこ著
今は絶版なので、ネットで古書を注文。それが届いてからのお話があるのですが、少し長くなったのでそれは次回にします。