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気づくと楽しい、ダブルミーニングの広告

まずは、このビジュアル。白雪姫の絵ですが、何かが隠れています。さて何でしょう?

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よく見ると、ほら、シャーロック・ホームズがいますね。

これは"Book Exchange"本の交換会の広告で、"Come with a story and leave with another"「一つの物語と一緒に来て、違う物語を持って帰ろう」というアピールを、ダブルミーニングのビジュアルで表現しているわけです。

他にも次のようなビジュアルがあります。

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これは、ハリー・ポッターとトロイの木馬。

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これは、赤ずきんと、モビー・ディック(白鯨)。

こう見ると、白雪姫&ホームズが一番いいなあというのが私の感想で、「だまし絵」は最初ちょっと分かりにくいぐらいが、気づいた時に楽しいのだと思った次第です。


ばかばかしい会議の後で、飲んで酔っぱらう…!?

と、変なタイトルの記事ですみません。まずはマグカップとグラスの写真をご覧いただきましょう。

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マグカップの方は、右側の"MEETING"と書かれたものを飲み干して、ひっくりかえすと"BULLSHIT"になります。グラスの方は"DRINK"とばかりに飲み干して、ひっくり返すと"DRUNK"になるというわけです。

このブログで前にもご紹介したことがある「アンビグラム」"ambigram"の一種ですが、この二つは文字の意味が正反対になるところが面白いんですよね。アンビグラムは、自分で作ったこともあるのでこういうのを見つけると、ちょっと悔しいんですよね。う〜む、なんかこれに負けない、いい言葉を見つけて作ってみたいと思ったりしてしまいます。

 

クリスティの文庫と、だまし絵イラスト(1)

私の書棚には、アガサ・クリスティの作品が数多く並んでいます。それらを買って読んだのはずいぶんと前になります。で、当然ながら、いま書店に並んでいるクリスティの本を買う予定はなく、その表紙をじっくり眺めるということはありませんでした。

ところが先日、書店でたまたま目に止まったクリスティの本の表紙に、だまし絵が描かれているのを見つけました。

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「ゴルフ場の殺人」。わかりやすいドクロのだまし絵ですよね。

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「ミス・マープルと13の謎」。書店の棚のクリスティの本を片端から見て、見つけました。テーブルがやはりドクロです。

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「エンドハウスの怪事件」。これは、本を90度傾けると、悪魔の横顔がでてくるだまし絵。

イラストを書いているのは、ひらいたかこさん。有名な方です。ううむ、このだまし絵は、見逃していたなあ〜。オールド・ファンの死角をつかれた気分です。で、少し調べてみると、これらの表紙が画集となって出版されていることを知りました。

「クリスティ―25 pictures from Agatha Christie’s Mysteries」ひらいたかこ著

今は絶版なので、ネットで古書を注文。それが届いてからのお話があるのですが、少し長くなったのでそれは次回にします。

 

 

クリスティの文庫と、だまし絵イラスト(2)

前の記事の続きです。クリスティの文庫表紙に「だまし絵」があり、その表紙イラストを集めた画集が出版されていたので購入してみました。

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「クリスティ―25 pictures from Agatha Christie’s Mysteries」ひらいたかこ著

25作品のうち、だまし絵は数点ですが、どれもミステリアスな絵柄で楽しめました。ところが……ちょっと残念だったのが本の造り。すべてのイラストが見開きで掲載されているため、真ん中の折り目がイラスト鑑賞をさまたげていたのです。

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こんな感じです。一枚の平面で、イラスト全体を鑑賞したかった私としては、ちょっとがっかり。イラストの構図や出来はとてもいいのですが……。

ちなみに、この画集には入っていない表紙イラストで、だまし絵になっているのが数点あり、それを他で見つけました。

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「二十四羽の黒ツグミ」。パイがドクロですね。

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「ポワロの事件簿1」。館の窓がドクロです。これらの「だまし絵イラスト」だけを集めて、もう一度きちんとした画集を出してくれないかなあ〜。大きい平面で鑑賞したいなあ〜と思ってしまいました。

大阪駅に、巨大トリックアート

JR大阪駅が、リニューアル1周年記念のイベントとして、駅の5Fにある「時空(とき)の広場」に巨大なトリックアートを展示しています。

ファンタスティック・トリックアート2012

梅田へ出たついでに見てきました。確かにでかいトリックアートです。

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広場は5Fですが、全体をきれいに見られる場所は、それより高い7Fの通路でした。

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ちょっと横から見ると、こんな感じ。立体的に見えるよう、細長く描いています。絵自体は、床ではなく巨大なシートに描かれていました。

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広場には、このような小さめのトリックアートもありました。ここでポーズをとって写真を撮ってみてください、というイベントなわけです。

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小さめのものも、近くで横から見るとこんなふうです。興味のある方は、5月13日までとのことなのでお早めにどうぞ。YouTubeに動画も上がっていたので紹介しておきましょう。リンクはこちら

産経新聞バラエティークイズ2問

今回は、パズルの話題。産経新聞に連載中の2問をどうぞ。

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2012年4月22日掲載。

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2012年4月29日掲載。

だまし絵シアター「同じ色の菱形はどれ?」

今月のだまし絵シアターです。上の3つの菱形の色と同じ色なのは、(A)~(C)のどれでしょう?

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解答と解説はこちらです。

パズル工房「葉樹林」と、さかさ文字

最近作った、カタカナの「さかさ文字」(180度回転させても、まったく同じデザイン)です。

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パジュリン」と読んでいただきたいのですが、どうでしょうか。「リ」がちょっと苦しいかな。これは、京都にあるパズル工房「葉樹林(パジュリン)」さんの移転記念に作ったものです。ということで、そのお店の情報をば。

パズル工房「葉樹林」は、オリジナルのパズル玩具(メカニカルパズルとも言う)を発売しているお店です。パズル玩具はネット通販で買えます

また、お店には数多くのパズル玩具が展示されているのですが、先程も書いたようについ最近移転されて、その展示スペースがぐっと広くなりました。おじゃましてその写真を撮ったりしたので、ほんの一部ですがご紹介しましょう。

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知恵の輪の展示。鈴なりです。

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組み木パズルの展示ですが、これはごく一部という感じ。この調子で展示の全貌を載せていくと膨大な写真の数になってしまいますし、撮った写真が下手くそなのでこのぐらいでご容赦を。興味のある方は、お店に行ってぜひ見てみてください。パズル好きなら、何時間でも居座っていたくなるところですよ。


正面なのに横顔という、だまし絵広告

さっそく広告に使ったかあ〜、というのがこれを見た時の第一印象でした。

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"Look to the side without looking to the side. Blind Spot Assist." ということで、車を運転するときに「死角」になる横側とかを見ることができる装備の宣伝です。ビジュアルは(説明するのもヤボですが)、正面を向いた顔なのに横顔になっているという「だまし絵」写真なわけです。

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で、このビジュアル。最近見かけるようになった、比較的新しいアイデアのもので、ネット上では下のようなものをよく見かけていました。

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最初に見た時には確かに面白く、なるほどねえ〜と感心したのですが、それが早くも広告に応用されてしまうとは。広告は、早い者勝ちの世界でもあるなあ。このビジュアルで、他にどんな商品を宣伝できるだろうと、しばし考えたりしてしまいました。

テーブルの周りを歩いて楽しむ、「モーション・アート」

よく知られたアイデア----「スリットを横に動かして、絵を動かす遊び」が、演出ひとつで、とても面白く興味深い物に仕上がっています。感心しました。

Magic Carp-pet @ Red Dot Design Award 2011

"Carp-pet"というネーミングも楽しいです。こういうのを見ると、そんな技量もないくせにこれと同じ仕様で違う絵柄の物を作ってみたいなあ〜などと思ってしまいます。

最近では「GALLOP!」という絵本が、やはりうまい工夫で「スリット・モーション」を見せていて、感心したのですが、まだまだ新しいアイデアというのはあるんですね。浜の真砂は尽きるとも、世に「工夫」の種は尽きまじ……ですねえ。

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「ソリティア将棋」を作ってみました。

「ソリティア将棋」とは、耳慣れない言葉かもしれません。このパズルゲームを思いついたきっかけは、iphoneで最近見つけたアプリ「Solitaire Chess」でした。これが面白かった。

4×4の盤面にチェスの駒が並んでいるのですが、この中のある駒を動かして、他の駒をとる。これを繰り返して最後に駒1つにするというパズルゲームです。こちらで紹介されています。ゲーム盤としても販売されています。

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で、ふと思ったのが「日本人なら、チェスの駒より将棋の駒の方がなじみがあって、動かし方なんかも知っているよなあ」……。ということで、将棋で同じような問題を作ってみました。

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ルールもやはり、ある駒で他の駒をとっていき、最後に駒1つにするというもの。もちろん、駒の動かし方は将棋と同じです。上の問題は簡単ですよね。ちょっと難しめの問題もどうぞ。

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問題は他にもいくつか作ってますが、まあ今回はこのぐらいで。

作ってみて思ったのは、チェスの方がナイトやクイーンなどの上下左右に動く駒が多く、解き筋のバリエーションが多いなあ~ということです。 かといって、竜や馬を入れるのは違うような気がして…。盤面を5×5とかにすれば、将棋ならではの解き味の問題が作れるかもしれないので、また作ってみようと思っています。

産経新聞バラエティークイズ2問

例によって、自作パズルのご紹介。産経新聞連載中のものです。ひまつぶしにどうぞ。

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2012年5月6日掲載

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2012年5月27日掲載

バーゲンブック・フェアにて

仕事場の近くで、新刊本を安く売る「バーゲンブック・フェア」が開催されていました。そこをのぞいていて見つけたのが、およそ「本」には見えない、立方体の形をした「えほん」。

コロリン・キューブえほん

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いわゆるポップアップの工夫がされた「しかけ本」ですが、ページをめくるかわりに、コロコロと回転させて、ひらいていくのが面白い。どんな風にひらくか、写真に撮ったので見てみてください。

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なかなかユニークですよね。

バーゲンブックだから、安く買えるのも嬉しい。そう思いながら、さらにブックフェアの売場を見て歩いていたら……。こんな本も売っていました。

「脳を鍛える、クロスワード戦国武将」。

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あらま、売れなくてバーゲンブックになったのか……。実は、この本のクロスワード作成には、私も加わっていたのです。ううむ……安売りは、消費者としては嬉しいけど、作者としては微妙だなあ〜と思いながら、まあ安いから買っておこうと一冊購入して帰りました。

You are not you when you are hungry.

"You are not you when you are hungry."

確かに、お腹がすいていると、不機嫌になってしまいますよね。その気分を「さかさ顔」でうまく表現した、SNICKERSの広告です。

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さかさ顔の場合、「口」は、おでこの「しわ」になるのが普通(?)なんですが、これは「帽子のマーク」にしていて、それがちょっと新しい手法かなと思いました。まあ、絵柄的によくできているかと言われれば微妙ですが…。

だまし絵シアター「何が隠れているでしょう?」

今月の「だまし絵シアター」です。さて、何が隠れている?

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解答と解説はこちらです。


ビールとワインを、面白いビジュアルで表現した広告

キャッチコピーはドイツ語で、"A Beer has a lot to teach" と書いてあるようです。

「ビールはいろいろ教えてくれる」というこのコピーを先に思いついたのか、このビジュアルを先に思いついたのか。まあ、お酒を飲まない人には反発されそうですが、面白い切り口とビジュアルだなあと思いました。

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次のは、ビジュアルが素晴らしくて、コピーは不要だったのでしょう。

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食とワインのフェスティバルを、見事に表現していると思います。ああ、美味しいお酒が飲みたくなってくる(^^)

産経新聞バラエティークイズより、漢字パズル4問

産経新聞のバラエティークイズより、漢字系のパズル4題をどうぞ。

漢字パズルは割りと根強い人気があって、解くのが好きな人が多いジャンルです。まあ、日本人は漢字だけでなく、ひらがな、カタカナ、Alphabetまで日常で使いこなすという国民ですから、根っから「文字遊び」が好きなのかもしれませんね。作り手としては、「熟語」などの知識を問う「クイズ」的なものから、「部首」を図形のように考えて解く「パズル」的なものまで、幅広い作り方ができるのが「漢字」の魅力であります。

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2012年1月22日掲載

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2012年2月12日掲載

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2012年4月15日掲載

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2012年5月13日掲載

NHK「テレビで基礎英語」に、だまし絵が採用されました

ブログタイトル通りのお話です。NHKより打診があり、OKしましたら採用されて7月号のテレビテキストに掲載されました。

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" This is a girl, but she looks like something else. What does she look like? "という英文読解で登場しています。放送は7月15日(日)で、まだ少し先ですね。このだまし絵は、民放のバラエティとかでも採用されたことがあるのですが、NHK教育(Eテレ)に登場となるとなんだか、ちょっと嬉しい。録画予約をしておこうっと。

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東京のアート工房街「2K540」

先日、上京する機会があり、そのついでに秋葉原駅近くにあるパズルショップ「torito」に寄り、例によってパズル玩具を手に入れたりしたのですが、そこで「近くにこんなのができた」と紹介されたのが「2K540」でした。

「2k540」は、アート工房街といったスポットで、手作りやアートを主体にしたお店がずらりと並ぶところでした。 Image may be NSFW.
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写真が暗いのは高架下にあるためでして、こちらの公式サイトがもっときれいでいいですね。お店の紹介もしています。

ゆっくりとお店を順に見て歩く楽しさがあり、さまざまなアートグッズや手作り品が興味を引きました。私のおすすめは、ネフ社の玩具で遊べる「TOIQUE」、組み木もうっていた「NOCRA」、木のユニークな工房「Hacoa」あたりでしょうか。お店の写真は撮りにくかったのでリンクなどで雰囲気を味わってみてください。お近くに行く機会があれば覗いてみるのも面白いと思いました。

ちなみに、「2k540」という名前の由来は、東京駅を起点とした距離で、2k540m付近にあるためだそうです。

東京では某所でこんなポスターを見つけ、これはちょっと「だまし絵」ぽいなと思って写真におさめました。

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文字・活字文化推進機構のポスターでした。

世界最大のクロスワード

「それは、ウェブ上に突如現れた、世界最大のクロスワードパズル」。

こんな謳い文句で登場した広告パズルの巨大版でした。でした、という過去形で書いたのは、もうマス目は全部埋まっていて解いて遊ぶことができないからです。広告が登場してから24時間足らずで、1500人ほどが参加して解きおわってしまっています。こちら。

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とはいえ、その「巨大さ」はさすがです。盤面は合計16万マスに及ぶというからスゴイ。一番右下を見に行くと、タテのカギの最後の番号が55487。ヨコのカギの最後の番号が55040。ううむ、作るとなると気が遠くなりそうです。で、文字の埋まった答えを見てまわっていて、次のようなことに気づきました。

(1)同じ言葉が何度も登場する。(クロスワードとしてはあまり良くないのですがこれだけ巨大だと、2文字の単語なんて限界があるからしかたないように思いました)

(2)黒マスが連続しているところがある。下の画像のような箇所です。

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もったいないなあ〜、なんとかなるのにと眺めていると……これ、最初はちゃんと作ってあったのです。横に「シユンカシユウトウ」と入れれば、黒マスが連続しなくなりますよね。では、どうしてこんな形で発表してしまったのか。たぶんいろんな事情があったのでしょうね。ちょっと残念です。

ともあれ、ギネスに申請中だそうですので、「日本語」でできたクロスワードが世界最大と認められるのを期待しておきましょう。

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